仕事を効率化して成果を出したいとお考えですか?
経済アナリストである馬渕 磨理子(まぶち・まりこ)さん著書の
「日本一忙しい経済アナリストが開発! 収入10倍アップ超速仕事術」
を紹介します。
本書はイラストなども使われており、とても読みやすいです。
仕事に今すぐにり入れたい仕組みがたくさんありました。
書籍タイトルに「収入10倍アップ」とありますが、具体的に収入に直結する方法というよりも、実は忘れていたり見逃しているような仕事の基本や、馬渕さんが成功してきた方法が紹介されています。
それらを実践することで、自然とお金もついてくる、と馬渕さんは話されています。
ここでは備考も込めて、印象的な言葉などを抜粋、紹介していきます。
目次で気になったところから、読んでみてください!
本書の目次
- 第1章 コミュ障でも大丈夫!
なぜかお金が舞い込む人の「コミュニケーション大全」 - 第2章 仕事は愛嬌が9割!
また会いたいと思われるトップ経営者の「すごい気づかい」 - 第3章 鋼のハートは不要!
「不安」と上手に付き合い ビジネスに活かすメンタル・ハック - 第4章 予約の取れないアナリスト直伝!
「時は金なり」のスケジュール管理法 - 第5章 お金も人もやってくる!
「自分を売り込む」超プレゼンスキル
要約
ここでは、各章で「これは役に立った!」と思った、印象的なトピックを紹介していきます。
第1章 なぜかお金が舞い込む人の「コミュニケーション大全」
▶会話術1:「あなたの言葉」がビジネスの武器になる
ビジネスにおいて最も信頼されるコミュニケーションスキルとは、ロジカルに伝える力でも流暢にする能力でもありません。
自然な「声」で、自然な「言葉」で、「自分の考え」を伝えることです。
馬渕さんが意識しているのは以下だそうです。
- 高齢の方が聞き取れるくらいの「スピード」と「声のトーン」で話す
- 中学生でも分かる「言葉」を使って話す
- ネットや人から見聞きした情報ではなく「自分の考え」を話す
特に刺さったのは「自分の考え」を話すこと。
私は普段自分の考えを話せているか…??
改めて考えると、見聞きしたことを話しがちでした。
第2章 また会いたいと思われるトップ経営者の「すごい気づかい」
▶気づかい8:予定が未定でも、ポイントの調整は最優先で
<レスの速さは身を助ける>
「あいさつの次に、返事の速さが大事。」と馬渕さん。
「(仕事の出来る方は)まだ予定が決められないケースでも「社内確認が必要なので、少し待ってください」の一言のレスがとにかく早いです。」
即レスの大切さとともに、忘れがちな「あいさつ」の重要さも、再認識しました。
「ただ、なんでも早ければいいわけではありません。優先度の高い方から、」
- スケジュール調整
- 請求(お金)関係
- スケジュールが決まってからのやりとり
返信が早いと、信頼感も増しますね。
保留なら保留で、「来週の月曜までお返事待っていただけますか」とひと言添えて返事をすると、相手のストレスがなくなるというのです。
以来私は、
どのようなケースでも「OK」「保留」「お断り」のいづれかを「即レス」しています。
相手からは「返事が早くて本当に助かります!」と感謝されるばかりか、仮に日程が合わなくても次につながり、長いお付き合いに発展したケースもあります。
これは金言!
あらためて「即レス」の大切さを知りました。
第3章 「不安」と上手に付き合い ビジネスに活かすメンタル・ハック
▶メンタル術4:サッカー選手に学ぶ「10秒で緊張が消える方法」
<「きっと大丈夫」は逆効果?!>
数々の講演やテレビ・ラジオに出演してきた馬渕さんでも、緊張で手と足が震えることがあるそうです。
震えが焦りに変わって、頭が真っ白になったり、泣き出してしまうこともあるそうです。
「それならば、「震え」を起こさないようにすればいいのです」
やり方は簡単。
緊張するシーンの前に 手足をぶるぶる震わせるだけです。
サッカー選手がスタジアムに入場する前に手足を震わせている「アレ」です。
緊張がゆるんで、大勢の前に立っても手や足が震えません。
「アー、アー」と喉も一緒に震わせておくと声の震えもなくなります。
「緊張だけはコントロールできなかった私が、緊張しなくなった、とっておきの秘策です」と馬渕さん。
これはぜひ試したいです!
私も人前に出るとあがってしまいますが、この方法を試したことは無かったです。
私は会社のショールームを国内・海外のお客様に紹介する機会があります。
初めて英語で説明する時は、緊張で前日からそわそわ・ドキドキが抑えられませんでした。
次は必ず、この「手足ぶるぶる&喉震わせ」をやってみます!
第4章「時は金なり」のスケジュール管理法
▶タイムスケジュール:15分タスク
移動時間や会議の合間、相手を待つとき、お風呂上がりの身体を冷やす時間など、
「スキマ時間をうまく使うことで、仕事の負荷を分散させることができます。
ひとつの目安として「15分でできる仕事」をストックしておきましょう。」
- メール返信やスケジュール調整
- これから会う企業(人)の予習
- 音声メディアでの情報収取
- 新聞の速報チェック
これらはすでにみなさんもされているのでは、と馬渕さん。
のめり込んで次の会議をすっぽかしてしまったら目も当てられないので、タイマーをかけて、一気に集中しましょう、と言います。
そして馬渕さん実践する「15分インプットツール」も紹介されています。
15分タスク
- オンライン英会話
24時間アプリで受けられる「ネイティブキャンプ」
(馬渕さんは寝る前の顔パック中にアクセス。) - 投資情報のインプット
野村証券 提供の情報アプリ FINTOS!でニュースや業界動向などの情報収集 - トイレで自分との対話
ろくに休めない時、ショックなことを言われて動揺したときの一時的な「避難場所」に。
いったん密室で心を落ち着かせて、冷静さを取り戻します。
(※ただ混雑する時の利用はさけて、と馬渕さん。)
私も30分で中国語会話をすることはありますが、「15分で英会話」は、目から鱗でした。
第5章 「自分を売り込む」超プレゼンスキル
▶プレゼン術1:うまいプレゼンには「しつこいフィードバック」あり
うまいプレゼンの条件
- 聞いている人(受講者)がわかりやすいと感じた
- 聞いている人(受講者)が参考になる情報を得られた
- 主催者や決定権者が納得し、内容に満足した
聞き手にアンケートを取ったり、主催者の感想を根掘り葉掘りヒアリングすることが大切、と馬渕さん。
「気を使って正直にはなしてもらえないケースもありますが、「もっと良くしていきたいので、忌憚のないご意見を」と言えば、遠慮がちにダメ出しをしてもらえます(笑)。
これがリピートにつながる秘策です。」
仕事で講習会など企画する時は、参加者にアンケートをしてみます!
「忌憚のない意見を」という言葉も忘れずに。
▶プレゼン術7:「皆さんはどうですか?」とフリ→3秒待つ
<超一流が意識する「問いかけ」「間の取り方」「スピード」>
これまで多くの経営者などの話す姿をみて、馬渕さんが真似したいと思った共通点3つ。
- ここぞの「問いかけ」
- 絶妙な「間の取り方」
- 最初と終わりはとくにゆっくり
特に1の問いかけ。
「「問いかけ」はその場にいる人を巻き込みます。
「皆さんはどうですか」
「この条件に当てはまる人はいますか?」
と問いかけられると、まるで自分だけに聞かれているかのように感じますよね」
「1対多数の場合、聞く側に緊張感がありません。
しかし問いかけすることで、1対1のコミュニケーションであるかのように演出することは効果的」
一方的に話すのではなく、相手とのコミュニケーションを意識してみます!
***
「おわりに」にて、馬渕さんはこう話します。
「あまりに大きすぎる理想は抱かないほうがいいよ」(と言われたことがあり)
目の前の現実を楽しく生きることが、未来につながります。
そして、未来の可能性を無限に広げるのです。
「今」を思いっきり、かみしめて、地に足をつけて生きるのです。
人生にリハーサルの時間なんてありません。「今」が本番ステージです。
安心してください。
不思議なものでお金は自然とついてきますよ。
まとめ&感想
さすが第一線で活躍されている馬渕さん。
1分1秒も無駄にされない、仕事術に驚きました。
わたしが特に取り入れたいと思ったのは以下3つです。
▶気づかい8:予定が未定でも、ポイントの調整は最優先で
どのようなケースでも「OK」「保留」「お断り」のいづれかを「即レス」
▶メンタル術4:サッカー選手に学ぶ「10秒で緊張が消える方法」
緊張するシーンの前に 手足をぶるぶる震わせるだけ。
▶プレゼン術1:うまいプレゼンには「しつこいフィードバック」あり
「今後に活かしたいので忌憚のないご意見を」として、フィードバックをもらう。
本記事がお役に立てば嬉しいです。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
馬渕さんがYoutubeにて対談されていた、経済評論家 山崎元さんの著書「お金の授業」もおススメです。
▶読書レビューはこちら
▶Youtube ダイヤモンド社公式チャンネル
【山崎元×馬渕真理子】お金のプロが教える!投資初心者が今すぐ使える究極の投資術≪マルチスコープ≫ダイジェスト版
書籍紹介
タイトル:日本一忙しい経済アナリストが開発! 収入10倍アップ超速仕事術
著者: 馬渕 磨理子(まぶち・まりこ)
価格:1,550円+税
ページ数:247ページ
発行:株式会社PHP研究所
発行日:2023年8月2日