【読書レビュー】「鋼の自己肯定感」大切なのは“決意”

読書:ビジネス

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「自己肯定感」
最近よく耳にする言葉です。

そして「自己肯定感」に似た言葉に、「自己有用感」「自己効力感」という言葉もあります。

「鋼の自己肯定感」著者の宮崎さんは、「自己肯定感は自己有用感、自己効力感と一緒にすると危険」と話します。

一体何が危険なのか…??

私が特に参考になった点とともに、抜粋・紹介していきます。
(全ての章の抜粋はしておりません。)

目次の気になるところから読んでもOKです!

  1. 本書の目次
  2. 要約
    1. 第1章 シリコンバレーのエリートたちは なぜ自己肯定感が高いのか
      1. 正しさよりもアウトプットが求められる
      2. ノーと言われるまでイエスのアメリカ、その逆が日本〜嵐で赤信号を無視するアメリカ人
    2. 第2章 99%の人が 自己肯定感のことを勘違いしている
      1. 自己肯定感は、自己有用感、自己効力感と一緒にすると危険
    3. 第4章 鋼の自己肯定感を手にいれるためのプラン
      1. まずは自分の現在地を知る
      2. 旅の準備〜自己肯定感に影響している条件や要因を把握する
    4. 第5章 鋼の自己肯定感を育てるための 「言葉」のワーク
      1. 「私は自分が大好きです」 〜一番簡単な方法
      2. 「私は過去を許します」 〜明るい未来を作るために、過去を全否定しない
    5. 第6章 鋼の自己肯定感を育てるための 「思考」のワーク
      1. 人を赦す 〜怒り、恨み、自己否定からの解放
      2. 感謝のワーク 〜今すぐ誰でもできる、簡単な自己肯定感の上げ方
    6. 第7章 鋼の自己肯定感を育てるための 「行動」のワーク
      1. 自然と触れ合う、昼寝をする 〜幸せホルモンを分泌する行動の習慣を身につける
    7. 第8章 誰でも自己肯定感は上げられる。 そして二度と下がらない!
      1. 「逃げる」は勇気のある尊い行為 〜高い自己肯定感を育てるための環境を作る
      2. 誰でも、いつからでも、 どこからでも自己肯定感は上げられる
      3. 1日24時間、1年365日、自分が大好きな自分になる
  3. まとめ&感想
  4. 書籍紹介

本書の目次

プロローグ〜鋼の自己肯定感は誰でもいつからでも育てられる
第1章 シリコンバレーのエリートたちは なぜ自己肯定感が高いのか
第2章 99%の人が 自己肯定感のことを勘違いしている
第3章 自己肯定感を上げ下げする4大要因
第4章 鋼の自己肯定感を手にいれるためのプラン

第5章 鋼の自己肯定感を育てるための 「言葉」のワーク
第6章 鋼の自己肯定感を育てるための 「思考」のワーク
第7章 鋼の自己肯定感を育てるための 「行動」のワーク
第8章 誰でも自己肯定感は上げられる。 そして二度と下がらない!
エピローグ

要約

印象的な言葉をピックアップします。

(「・」や「▶︎」:引用、 *:ブログ管理人の感想です)

第1章 シリコンバレーのエリートたちは なぜ自己肯定感が高いのか

正しさよりもアウトプットが求められる

・自己肯定感を育てるために一番大事なこと、つまり、「自分はどう考えているのか」を言葉にし、堂々とアウトプットし続けることで、「私は私のままで大丈夫」という自らを肯定する訓練がなされていく。

・ツタンカーメンも知り合いのように語る
・アメリカの大学院生時代、アメリカ人の多くの学生の言葉「調べれば分かることは暗記しない。」
 いろいろな文献を読んだ上で「自分はどう思うのか、自分はどう解釈するか」それが一番大事なのだと。

「調べれば分かることは暗記しない」…!!

なるほど、これはちょっと衝撃的なことばでした。


▶︎自分の思い方次第で人生はどうにでもなるということ。

「女だから」「歳をとっているから」など自分で言い訳をして負の制限をかけてしまえば、その通りの人生が待っている。

一方で自分には無限の可能性があるというプラスの自己暗示だけかけてチャレンジし続ければ、自分が夢に描いた人生が待っている。

2つの実験を例に、話されていて、興味深いです。


ノーと言われるまでイエスのアメリカ、その逆が日本〜嵐で赤信号を無視するアメリカ人

・アメリカでは、その行動がしていいことなのかどうか分からない時でも、とりあえずやってしまう。

一方で日本では、その行動がしていいことなのかどうか分からない時、従う必要がある人にイエスと言われるまでやらない人が多いように思う。

*軍隊の「ネガティブリスト」・「ポジティブリスト」にも通じる考え方だと思いました。

※ネガティブリスト:やってはいけないこと
 ポジティブリスト:やって良いこと
 がそれぞれ書かれています。


第2章 99%の人が 自己肯定感のことを勘違いしている

自己肯定感は、自己有用感、自己効力感と一緒にすると危険

自己有用感:「自分は誰かの役に立っている」という気持ち
自己効力感:「自分は何かができる」という気持ち

それとは違い、

誰の役にたっていなくても、何もできなくても、そんな自分を受け入れて愛するというのが、本書で定義する「自己肯定感」」。

自己有用感も自己効力感も非常に大事な概念。
しかし、確固とした自己肯定感を確立することなく、自己有用感、自己効力感だけ伸ばそうとすると非常に危険。 


第4章 鋼の自己肯定感を手にいれるためのプラン

まずは自分の現在地を知る

・「鋼の自己肯定感」という目的地が決まったら、まずは今、自分がどこにいるのか現在地を把握しよう。

今あなたは、どこですか?

0
・24時間×365日、自分が嫌い

5
・自分が好きになったり、嫌いになったりする
・好きなところもあるけれど、嫌いなところもある

10
・24時間×365日、自分が無条件に好き

*私は「5」。中間にいると思います。
やはり何をするのでも、「自分の現在地を知る」というのがとても大事だなと思いました。


旅の準備〜自己肯定感に影響している条件や要因を把握する

  • 要因その1:他人からの評価
  • 要因その2:他人との比較における自己評価
  • 要因その3:失敗と成功
  • 要因その4:不足の事態 例:「事故で寝たきりになって自己肯定感が下がった」、「宝くじに当たって自己肯定感が上がった」

まず自分の現在地を知る。

次に影響している条件や要因の把握。

そして、「言葉」「思考」「行動」のワークをそれぞれ行う。

※言葉・思考・行動の3つはそれぞれ密接に繋がっている。

第5章 鋼の自己肯定感を育てるための 「言葉」のワーク

「私は自分が大好きです」 〜一番簡単な方法

・鋼の肯定感を育てるために一番簡単な方法は、「私は自分が大好きです」
というアファメーションを毎日使うこと。

これは鏡の前でにっこり笑って言うとさらに効果がある。

※アファメーション:ポジティブな姿や理想を繰り返し宣言することです。

「私は過去を許します」 〜明るい未来を作るために、過去を全否定しない

・英語でこんな表現がある。

「Life happens for you, not to you」

人生の出来事あなたのために起こる、あなたに対して起こるのではない」という意味。

***

私は、毎日を全力で生きて、後悔のない毎日を過ごしています。

・・・すみません、嘘です。

自分ではたぶんあまり認めたくなくて蓋をしているけど、実はちょっと悔やんでいることがあります。

それは社会人になってから、縮こまってしまったこと。

社会人1年目がまるでへなちょこだったので
(今考えると、それはまぁ当たり前なんですが)

それ以来仕事に関しては、あまり大きな挑戦や転職もせず、たんたんと、業務をこなしてきました。

業務が物足りないと思いつつ、”コンフォート ゾーン” から出られずにしがみついていた数年間を、少しだけ悔やんでいます。



でも本書によると、「明るい未来を作るために、過去を全否定しない」
「そこで学んだことはなかっただろうか?何かいいこともなかっただろうか?」

うーーん、そう考えれば、1年目は、社会って甘く無いんだなってことを学べました。
それ以降は、やさしく教えてくれる人にはめちゃめちゃ感謝できるように。

そしてコンフォートゾーンに留まっていた数年間。

オンが落ち着いていたおかげて、新しいことにも挑戦できました。

習い事として茶道と着付け教室に2年ほど通っていました。
そして今も続けている太極拳を始めたのもこの頃。

(どれも始める前は、かなり勇気をだして教室の門をたたきました(汗))

うん。後悔がないと言ったら嘘になるけれど、いいこともたくさんありました。
この章ではそんなことに、気づかせてくれました。


第6章 鋼の自己肯定感を育てるための 「思考」のワーク

人を赦す 〜怒り、恨み、自己否定からの解放

・人を赦すワークは こうして行う

1)これまでの人生で自分が赦せていない人はいるだろうか?
全員の名前を書き出してみよう

2)一人ずつ思い浮かべながら「私は〇〇さんを赦します」というアファメーションを唱えよう。

3)赦すのが難しい人については、その人自身がなんらかの事情で傷ついていたことを理解しよう。

4)さらに一人ずつ思い浮かべながら「私は〇〇さんの幸せを願います」と唱えよう

ゆるせていない人、私にも心当たりが…(汗)

さっそくこのアフォメーション、やってみます。


感謝のワーク 〜今すぐ誰でもできる、簡単な自己肯定感の上げ方

・感謝することはとても簡単で効果抜群なので、ぜひ日課として取り入れてほしい。

  1. 感謝することを毎日10個書き出す、または口にだして述べる
  2. 感謝の対象は人でもいいし、宇宙、神様といった人間を超えた存在でも構わない
  3. 心から感謝できることであれあば、どんなことでも構わない
  4. 毎日新しいことである必要はない。昨日と同じことでも構わない
  5. 「〜で、ありがとうございます」というように、理由を述べた後に、「ありがとうございます」と締めくくる

・たとえ少々凹んでいても、10個言い終わった頃には、自分はなんてラッキー、自分の人生はなんて素晴らしいと思うことができ、自分への肯定感も揺るぎないものになる。

第7章 鋼の自己肯定感を育てるための 「行動」のワーク

自然と触れ合う、昼寝をする 〜幸せホルモンを分泌する行動の習慣を身につける

ドーパミン、セロトニン、エンドルフィン、オキシトシンなどの幸せホルモン脳内から分泌されると、気分がリラックスしてポジティブ

なる、やる気が出るなどの効果が脳科学で証明されている。

幸せホルモンを分泌させるのに効果的なのは、適度なエクササイズ


それ以外にも、2つ紹介されています。

  1. 大自然と触れ合う:自然の偉大さを感じることができれば、自分の抱えているストレスや悩みがたいしたことではないと思えるはずだ。
  2. 昼寝をする:30分以下の短い昼寝、いわゆるキャットナップ。コーネル大学の世界的な睡眠研究者であるジェームズ・マース教授は、これをパワーナップと呼び、ストレス削減、記憶力・創造性。免疫力の強化に役立つと述べている。



第8章 誰でも自己肯定感は上げられる。 そして二度と下がらない!

「逃げる」は勇気のある尊い行為 〜高い自己肯定感を育てるための環境を作る

・環境はあなたが選ぶことができるということを忘れないでほしい。

誰でも、いつからでも、 どこからでも自己肯定感は上げられる

・なぜなら、自己肯定感は「決意」だからだ。

▶︎有名な、スティーブ・ジョブズ氏のスタンフォード大学卒業式でのスピーチ。

そのスピーチにこんな一節がある。

「あなたの仕事は、あなたの人生の大きな部分を占める。
本当に満足した人生をおくる唯一の方法は、自分ができる最高の仕事をすることだ。
そして最高の仕事をする唯一の方法は、仕事を愛すること。
もし愛することができる仕事が見つかっていないなら、見つかるまで探し続けろ。
現状に甘んじるな。」

めちゃめちゃ心に響きました…。


1日24時間、1年365日、自分が大好きな自分になる

著者の宮崎さんが述べている3つのポイント。

鋼の自己肯定感とは、

  1. ありのままの自分を無条件に受け入れ愛すること
  2. 生まれたての赤ちゃんに対する無条件の愛情を自分に対して持つこと
  3. 自分が常に世界一の親友になること



まとめ&感想

本書の目次には、それぞれの内容のポイントとなる点が分かりやすく記されています。
なので目次をざっと見ただけで、本書のおおよその内容を掴むことができます。

結論をじらさずに、最初に言ってくれる。
さすが賢い人の書き方だなぁと思いました。

***

また本書を読む前 自分は、自己肯定感があまり高くないと思っていました。

しかし本書を読んで分かったのは、自己肯定感が低いのではなく、
「自分が好きになったり、嫌いになったりする」という、中間の位置にいることがわかりました。

(“どうなりたい” などの目的地も大事ですが、それと同じくらい、”自分が今 どこにいるのか” も大事なことが分かりました。)

本書では「自己肯定感は決意」と述べられています。
そこが一番のポイントだと思いました。

まずは「私は自分が大好き 🙂 」と、毎朝鏡の前でほほえむアフォメーションからやっていきたいです。

 いきなりそれはハードルが高い人は「私はだんだん自分が好きになっている。」などの言い方でもOKだそうです。

気になる方はやってみてください。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

読書レビュー:2023/9/3

書籍紹介

鋼の自己肯定感
「最先端の研究結果×シリコンバレーの習慣」から開発された
“二度と下がらない”方法」

著者: 宮崎直子(みやざき・なおこ)
シリコンバレー在住&勤務歴22年。
アラン・コーエン氏のもとでホリスティックライフコーチを受けた認定ライフコーチ。
鋼の自己肯定感を持ち幸せに人生を謳歌する人が増えるように活動中。

価格:1,400円+税
ページ数:239ページ

発行:株式会社かんき出版
発行日:2022年4月4日

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