原田ひ香さんの「三千円の使いかた」を読みました。
どんな風に三千円を使えるか?
という例が挙げられる ゆるっとしたエッセイかと思いきや、小説でした。
しかし私自身お金が好きで興味があるので、めちゃめちゃ面白く、のめり込んで読むことに。
ここでは、印象的な言葉などを抜粋、紹介していきます。

目次で気になったところから、読んでみてください!
要約
ここでは印象的な言葉などを要約・抜粋していきます。
第1話:三千円の使い方
節約には、まずは固定費を減らす。
以前からうっすらとは、家賃を下げたいな〜と思っていたので、いざ実行しようと思います。
第2話:七十三歳のハローワーク
琴子さんが堅実で賢くて、すばらしい。
最後、琴子さんの経験が活かせる形で、働けて良かったなと思います。
自分の希望・望みは、やっぱり色んな人に話した方が良いなとも。
第3話:目指せ!貯金一千万円!
真帆の「 ハワイに行ったらちょっと皆んなに自慢できる」という考えには、
ちょっとびっくりしました。
宝石もですが、自慢したいと思ったことがなく。
私はこれまでもミャンマー、スリランカ、ネパールなど、
ディープなアジアをメインに旅しており、ハワイは未踏です。
改めて、私はものよりも、旅行などの経験にお金を使いたいんだなと、気づけました。
第4話: 費用対効果
この章は、ある意味、一番強烈な章でした。
「費用対効果」というサラッとしたタイトルだけど、中はけっこうドロドロ?してる。
それまでとガラッと変わり、安生の本音・本性(?)、冷めた感情を、知ることに。
こういうだめ男いるよなぁと思いながらも、安生の内面が知れて面白かったです。
そして子どもを持つことに関しては、安生と似た考えを持っている自分がいます。
子育てって大変すぎる…。
でも琴子さんの言葉にちょっと、頭をがつんと殴られたような感覚になりました。
そんなに費用対効果が大切なら、もう、いっそここで死になさい。
ほんとそうだなぁ、と。
急展開にきなりとの関係は、どうなるのか…と固唾かたず を呑んだけど、まぁ良い終着点でした。
そして きなりさんが○○を 蹴り上げたのにはスカッと。(詳細はぜひ本書を!)
第5話:熟年離婚の経済学
子育ては、子が社会人になったら終わりではなくて、
結婚のお祝いもいり、どこまでもついてまわるんだなと、改めて実感。
そして離婚したらこんなにお金がなくなるんだな、とも知りました。
第6話:節約家の人々
美穂のブログについては、私もブログを書いているので、ちょっと親近感を持ちました。
美穂と彼の奨学金マター。
翔平の家族は大丈夫なんかなーと思うけど、それも二人で決めたなら乗り越えるしかないし、面白い終着点でした。
そして老後のことを考えたらいくらお金があっても心配、という気持ちは分かります。
まとめ&感想
読んでまず思ったのは、「 節約しよう」ということ。
(まずは固定費、家賃を下げるために引越)
そしてお金の悩みは、きっと全人類共通の悩み。
本書では 20,50,70代 が主人公として出てくるので、
全ての世代が共感できるのではと思います。
少しでも気になった方は、ぜひ本書も読んでみてください。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
書籍紹介
タイトル:三千円の使いかた
著者: 原田ひ香(はらだ・ひか)
発行:中央公論新社
発売日:2021年8月20日