松浦弥太郎さんの「センス入門」に引き続き、センス繋がりでチョイス。
本書で書かれていることは子供だけでなく、大人になった私たちにも言えることだなと思った。
本書の目次
001 きれいに食べる人
002 言葉が豊かな人
003 コミュニケーション上手な人
004 にくめない人
005 サバサバした人
006 センスがいい人
007 空気を読める人
008 工夫できる人
009 凛とした人
010 品のある人
011 フレキシブルな人
012 感じのいい人
013 選べる人
014 日々を楽しめる人
+ピクニックコラム 4選
・子ども時代だけの大切なお友達
・そっか!どうりで疲れると思ったら①
・そっか!どうりで疲れると思ったら②
・うちの悪い子センター近日リニューアルオープン
要約
印象的な言葉をピックアップ。
(▶︎:引用、*:感想 )
▶︎ていねいに話せる
どんな人が相手でも、単語ではなく、きちんとした文章で話すところを見せましょう。
「〇〇駅」のあとに「まで行ってください」を付け足すだけですから簡単です。
*読んでいて「あっ」と思った。なるべく丁寧に話そうと思っているけど、疲れていたり気を抜くと、単語だけの雑な話し方になっていたなと気づく。
▶︎チャーミングな笑顔
親の笑顔をたっぷりもらった赤ちゃんほど、笑う時間が長くなるんですって。
*瀬戸内寂聴さんの「笑っているところに不幸はない」の言葉を思い出す。
いつも笑顔な人でいたいと思う。
▶︎さらりと皮肉
聞いていて不愉快になるイヤミと、つい笑ってしまう「皮肉」の差って、どこにあるのでしょう。
…言葉や表情にちょっぴちの愛情とユーモアをまぶして、”含み笑いのオブラート”で包むこと。
そんな手心が、イヤミでない皮肉の冗談なのかもしれません。
*これもぜひ取り入れてみたい考え方。
グチを我慢するのはきっと体に悪いから、アイロニー(皮肉)を込めた言い方の術を身に付けたいところ。
▶︎空想の世界
なんといっても絵本。一瞬で子どもを空想の世界に連れていく翼に…
ちなみに、子どもがいくつになっても、自分で読みなさいと言わず、望まれるうちは読んであげるのが、読書好きに育てるコツだそう。
*本っていいよね、と頷きながら読んでいた。
私も小さい頃は、親に沢山読んでもらった気がする。
そして親自身も、時間があればいつも本を読んでいた。
ただ出かける時に母親は、一度にそんなに読めないのに、鞄に2,3冊も入れて持ち運んでいた。
それは今でも謎の一つ…。
▶︎水場の使い方
水場を使ったら、離れる前にちらりとチェックする。…
感じのいい人、跡を濁さず、です。
*中学生の時に友達が好きな言葉として「立つ鳥跡を濁さず」を挙げていて、こんな格好良い言葉を知っているなんて…と軽い衝撃を受けたのを、今でも覚えている。
それ以来、私もこの言葉は私も好きな言葉の一つになった。
▶︎明日も「いいことありそな」な予感
小さな子が眠りに就くのを嫌がるのは、子どもにとって、眠りは永遠の別れと同じだからだといいます。
子どもには常に”今”しかありません。いつだって、たった今だけに生きています。
寝る前のひととき、1日の終わりに”今”を、楽しかった過去と、楽しいであろう未来でサンドする習慣は、日々を楽しめる体質に導いてくれそうな気がします。
*私も小さいころは、一人で寝るのが怖かったな…と
本書を読みながら自分が幼かったころのことを思い出していた。
楽しかったこととを振り返るのは私自身すでにやっているので、これからは楽しい未来でサンドすることも付け加えたい。
まとめ
子育て世代向けに書かれている本だが、子どもがいない私でも十分為になった。
子どもにため、というよりも、自分自身の生活にも使える考え方が沢山。
随所に出てくるイラストが可愛らしくて、添えられている文章にも癒される。
「丁寧に話す」&「さらりと皮肉」をまず実践したい。
読書レビュー:2023年2月20日
書籍紹介
著者:宮崎祥子 (みやざき しょうこ)
1971年、茨城県水戸市生まれ。
小さな子から大きな子まで、子どもの読むものを中心に執筆。
大人向けでは主にライフスタイル誌で活動。
発行:株式会社双葉社
発行日:2008年6月25日