結局大切なのは、守破離。〜あの人の「才能」をトレースする技術~

読書:ビジネス

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経済ニュースでおすすめされていた本。なぜだか自分にビビッと来て、珍しく購入してまで読了。(いつもは地元図書館にお世話になっている)

著者の森 貞仁(さだまさ)さんは、大学卒業後、パチスロ→ブラック企業就職→独立して現在は代表&コンサルをされており、経歴が面白い。

そんな森さんの視点での成功への攻略方法を、5つの章に分けて説明されている。
文章も読みやすく、心に残る内容が多々あった。

本書の目次

序章:成功への攻略法

第1章:観察する力

第2章:分析する力

第3章:真似する力

第4章:拡大する力

第5章:つながる力

要約(ネタバレあり)

印象的な言葉をピックアップ。

▶︎なぜうまくいく人といかない人がいるのか
・1つは、攻略法自体を知らないから
・原因のもう1つは、攻略法を知っていても、やらないから

*うん、なるほど。確かに水泳術を知っていても、実践しなかったら泳げないのと一緒。
言うは易く行うは難し。
実際に行動する人は少ないのかも知れない。

▶︎目標を強く自覚する
人は感情で動く生き物。自分が手に入れたいものがなければ動けません。

なぜたくさんある本の中から本書を手に取ったのか。
自分の人生にどんな不満があるのか。
…ここで一度本を置いて、…考えてみてください。

*私はなぜこの本を手に取ったんだろう。
しかも普段は図書館で本を借りてるが、図書館になかったので、珍しく購入している(!)

そうまでして私が得たいものは・・・

まずは仕事をもっと早く捌きたいと思っている。
それからチームで動く際に、周りへの提案などをもっとスムーズに出来るようになりたいと思っている。
昔はスマートな人とは、自頭が違うから…なんて思ってしまうことがあったけど、できる人は見えないところで努力してるんだな、とも思えるようになってきた。

▶︎「真似」の心得
剣道や茶道などで、修行における段階をしめした「守破離」。
「守破離」のように、まずはそのままトレースし、型を覚えてから、自分なりのやり方をする。

*自分が意識しているからか最近たびたび、この「守破離(しゅはり)」という言葉を聞く。
憧れる人や目指したい人がいれば、まずはその人の型を真似ることから始めたい。

▶︎恐怖に対する準備
自分でビジネスをするうえで一番向き合わなければいけない感情は、多くの人にとって「恐怖」だと思います。
・恐怖が自分の行動にブレーキをかけてくるとき、重要なのは行動と感情を分けて考えること
・恐怖の多くは見えないから起こること。→恐怖の正体を可視化する

*そうそう。まだやったことがないことに挑戦するには怖い。でも本書で書かれているように、やったことがないからと言って、それは出来ない理由にはならない。ちょっと勇気づけられた一説。

▶︎「拡大」の心得
仕事とは自己表現の場
自分の願いを実現する過程を通して幸せを感じるのが人間なのではないか
・やりたいことを無理に見つける必要はなく、ビジネスでオリジナリティを発揮していくことで、ビジネスは自己表現の手段に変わる

・自分の「得意」に気づく。自分の客観的評価がすごく大事。
・強みとは「人との違い」に集約される

*「自己表現の場」という言葉がズンと心に残る。私が働く理由は、「ライスワーク」としてお金を稼ぐという理由が第一、そして社会と繋がりをもつという点が第二の理由だった。

でも仕事を通じて「自己表現」を最大限にできたら最高だな。
仕事での一挙手一投足で、「今自己表現できているか?」なんて考えながら行ったら、もう少し毎日が素敵になりそう。

▶︎「なぜ今の会社で働いているのか?」

*「自分で人生を選べずにいる人」に、自分もなっていないだろうか?
今まで自分の道は、(時には親の勧めを振り払っても(!))自分で決めてきたと思っている。
でも社会人になってからの今は•••?? 「自分で人生を選べずにいる人」に、私もなっているかも知れない。
それと当時に、本書で触れられている「強く感情が動いた記憶を思い出す」を試してみようと思い、また「自分を全肯定してあげる」という言葉に少し救われた。

▶︎今いる場所から価値を広げていく
・新しい価値は、今いる場所から創り出すもの
今自分のいる場所に軸足を置いて、一歩別の場所へと広げていく。これが一番再現性の高いオリジナリティの築き方

*本書で一番、心にズバッと来たところ。そう、ついつい仕事について、別世界で一からやり直したいとか頭をよぎることもあるけれど。でも多少なりとも英語と中国語を努力して勉強してきて、仕事でも活かせている今がある。結局、前出の「守破離」が大切ってことなんだなぁと、改めて実感。

まとめ

本書では特に、「仕事とは自己表現の場」「新しい価値は、今いる場所から創り出すもの」という二点が印象的だった。

今いる場所でもう少し頑張ってみよう、という気持ちにしてくれた本。

仕事で少しでもモヤモヤしている人は、本書から何かしらのヒントが得られると思う。

#読書レビュー #読書感想 2023/6/1


書籍紹介

著者: 森 貞仁(もり さだまさ)
株式会社 Myself代表/経営コンサルタント。京都出身。
大学卒業後、内定先を蹴ってパチスロの道に進む。その後就職を経て独立し、副業や企業のコミュニティを多数展開。SNSマーケティングやメルカリ物販、Amazon貿易を得意として多数の事業を展開している。

発行:フォレスト出版株式会社
発行日:2023年2月23日

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