尾石晴さんの
「「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略」を読みました。

尾石さんは Voicy(音声プラットフォーム)でパーソナリティもされており、私も生活のヒントをたくさん得ています。
40歳前ですが、日々の暮らし・このまま同じ仕事を続けていくのか…
そんなもやもやを脱するヒントをくれた本でした。
ここでは印象的な言葉などを抜粋、紹介していきます。

目次で気になったところから、読んでみてください!
要約
ここでは印象的な言葉などを要約・抜粋していきます。
第1章「40歳の壁」の正体
第二の職業人生をどう歩むか
現在多くの人が「40歳の壁」を感じてる理由は、「人生100年時代」だけではありません。
もう1つの理由は、私たちの働き方に限界が来ているから、とも言えます。
「どんな人生を生きていきたいのか?」
個人的には、人生の後半戦こそ、主体的に幸せを感じることを追求してみる、やりがいを感じる仕事を選んでいくことが大切だと考えています。
わたしは正直20代のころから現職(営業事務)が向いているとは思わず働いているのですが…
粘ってしがみついて、十数年働き続けてきてしまった感があります(汗)。
「40歳の壁」に潜む 「子育ての壁」と「夫婦関係の壁」
仕事、子育て、日々の生活に追われ、オムツを替えながら、宿題を見ながら、生ゴミを捨てる生活を送りながら、現在進行形で「緊急でない重要なこと」を「今」考えて話すのがつらいのよ。
それが「夫婦関係の壁」を巨大化させないために重要だとわかっていたとしても、できない。そんな夫婦も多いと思います。

子どもがいると自分の時間がなくなることは知っていましたが、
ここまで大変とは…
現在私は夫婦2人暮らし。
今の暮らしが如何に自由が多く、自分のペースで暮らせていることを実感しました。
第2章 40歳からの幸せをつくる「自分業」
幸せな人生の土台となる3つの要素
- お金(収入・資産)
- つながり(家族・友人・知人)
- 健康(体力・認知力)
①お金
- 生涯現役で働く
- お金が入る仕組みを持つ
↓
- 小さく始めてみる。
- うまくいくなら続ける。
- うまくいかないなら改善してみる。
そう、私も生涯現役で働きたいんです。
②つながり
いろいろな人に会う機会を意識的につくることが大切です。
習い事の太極拳、ボランティアの日本語教師。
私は仕事以外にも関わりは持てていますが、そこまで深い関係では築けていません。

太極拳の交流会などで、
もう少し自分から話しかけてみようと思います。
③健康
働きすぎてカラダを壊してしまったり、ココロを病んでしまったりするが、
(一方で)自分にとってちょうどいい仕事であれば、
むしろ健康を保つのに大きな役割を果たします。
〈例〉
- 毎日決まった時間に起きる。
- 仕事関係の人と話すことで刺激がある。
- 決まった時間に出かける、人と会う、思考力を使うことをルーチンとして日々に組み込んでおくことは、40歳以降の人生を幸せに生きるために大切です。
実は今月から、尾石さんの早朝オンラインヨガ(朝5:30~(!))に参加しています。

朝まだ起きられず、アーカイブを視聴していますが…
尾石さんはまさに、毎朝早起きする習慣がオンラインヨガによって実現されているのかなと思います。
まさに私の理想のスタイル。
早朝(5時)から活動を開始して、21時には寝る という生活が理想です。
第3章「40歳の壁」を越える自分業の始め方(準備編)
報酬とは何か?
あなたが得たい報酬の種類は?
- 精神的報酬
:楽しさ・喜びを感じる- 技能的報酬
:能力・スキル・経験が増える- 金銭的報酬
:給与やボーナス、福利厚生など- 信頼的報酬
:社会的信用・人物評価が上がる- 貢献的報酬
:メンバーや仲間の育成に関わる
現在の私は…
①本業(営業事務)
:圧倒的に「金銭」 + 「技能」
②日本語教師(ボランティア)月2回ほど
:精神3割、技能5割(日本語を教える力・英語で教える力)、貢献2割
私の理想は以下です
- 精神的報酬:3割
- 技能的報酬:3割
- 金銭的報酬:2割
- 信頼的報酬:1割
- 貢献的報酬:1割

メインの仕事にも、精神的報酬 の割合を増やしたい..
アウトプットでハマる 劇場と演目を見つける
自分業はおもしろそう、しかし何から始めていいかわからない、
という人におすすめされているのが、
SNSやブログでの「アウトプット(自分の考えを外に出す)」。
あなたのアウトプットは何のため?
「目的」が大事。
- 目的:「夢・願望・理想」山の頂上
- 目標:「何を、いつまでに、どうする」のフラッグ
「100万円稼ぎたい」は目標で、稼いで何をしたいのか? が目的。
「フォロワーを集めて○○の集客をしたい」は目標、○○でどうなりたいのか?が目的
とても分かりやすい…
これまで 目標 と 目的 を別々で深く考えたことがなかったのですが
私の今の目標のいくつかを挙げてみます。
①「3,000万円貯める」(目標)
目的は? と考えると…
「お金の心配なく、自由に暮らしたい」(目的)
②「HSK(中国語試験)5級に合格」(目標)
→目的は、
「中国語でコミュニケーション取りたい」
「中国語を仕事に活かすための指標を持ちたい」

こんな感じでしょうか..?
そのために、コツコツ節約をしたり、NISA制度を使って投資信託、
また毎週2回の中国語オンラインレッスンと、平日毎日10分の自主学習をしています。
第4章「40歳の壁」を越える自分業の始め方(実践編)
経費から考える自分業の見つけ方
「好き」を分解して自分業に変える
個人支出が多いものは、きっとあなたが「好き」なもの。
頼まれてもいないのに、お金と時間を使っているものは自分業の種なのです。
なるほど。
私の好きなこと、時間とお金を使ってきたことは…
①語学学習:英語フィリピン短期留学、中国語短期&オンライン留学、日本語教師ボランティア
②旅行:毎年1回程度は海外旅行へ、国内は2,3回 (都道府県 旅制覇まで、あと二県…)
③運動:太極拳教室へ(週1回)、ハイキング
④読書:通勤の電車の中で読む
もちろん、うまくいくこともあれば、いかないこともある。
小さな行動を繰り返して、修正しながら仕組みをつくっていきます。
尾石さんの場合、同じ内容でも、
「書く(ブログ)」→「話す(音声配信)」に変えたことで、大きな変化があったといいます。
こうやって、自分にとって「当たる」ところを少しずつ見つけていくのです。

トライ&エラーですね
第5章「40歳の壁」試行錯誤とその先の変化
会社員を辞める場合の不安を言語化してみた
会社員が会社をやめるかどうか悩む原因の多くは、「現状維持バイアス」です。
現状維持バイアス、、まさに私もかかっているなと。
新卒から働いている会社は、仕事内容はどうあれ、働きやすい。(人間関係も良くて、休みやすい)
そこにしがみついてしまっている…
尾石さんは、「40歳の壁」が来てから、強制的に「40歳以降の働き方」を深く考えるようになったといいます。
働き方のサイズを適宜変更できる仕事へシフトして行った方がいいのではないか。
私も本書を読んでますます、
定年のない仕事がしたい、
65歳以降も働けるような自分業を育てたいと、思うようになりました。
人間が変わる方法:By 起業家 大前研一さん
- 時間配分を変える
- 住む場所を変える
- 付き合う人を変える
16年勤めた外資メーカーを退職して、2年間のサバティカルタイムを取得している尾石さん。

サバティカルタイム=
使用用途を決めない休暇・自分業をつくる
会社を辞めたりサバティカルタイムが取れない人には、以下提案されています。
そんな人は10年くらいかけて、自分業をつくることを意識しつつ、
- 時間、
- 過ごす場所
- 付き合う人
を変えてみてはいかがでしょうか?
たとえば毎週土日の3時間を、プチサバティカルタイムにしてみる、
毎日30分でもOK一番大事なのは、「やってみる」、それだけです。
うーん、説得力がありますね。
まとめ&感想
これまでもフリーランスに興味はありましたが、本書を読んで更に、
「自分業を育てて生きていきたい」という気持ちが強くなりました。
ただ私もブログを開設して書評などを書いて
収益を得るためにアフィリエイトやgoogleアドセンスに登録していますが、、
まだ月数万円などにはほど遠いのが現状。
やはりずっと同じやり方で闇雲に続けるのではなく、
「小さく始めて、やり方を変えてみる」のが大切なのだ、とも実感しました。
そして何より、小さく始めてから、自分の理想の暮らしを実現されている尾石さんの本書を読んで、
自分を変える勇気をもらいました。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
そして…

「「40歳の壁」を越える人生戦略」
気になるけど忙しくて読む時間がない…
そんな方には amazonのAudibleもオススメです。

私もAudibleのアプリをスマホに入れて聴いています。
聴きたい時にサクッと聴けて、速度変更なども出来るので
気軽に聴く読書の習慣ができています。
本書も聴けるので、良ければ試してみてください。
書籍紹介
タイトル:「40歳の壁」を越える人生戦略
一生「お金・つながり・健康」を維持できるキャリアデザイン
著者: 尾石晴(おいし・はる)
発行:株式会社ディスカバー・トゥエイティワン
発行日:2022年12月23日