あきやあさみさんの『自問自答ファッション』を読みました。
冒頭の「自分の声をしっかり聞いて、大切な人に接するように自分自身のことも大切にしましょう」
という言葉にまず共感し、
他にも印象に残る言葉や考え方がたくさんありました。
***
服の数を絞って、お気に入りだけを着る「制服化」は、私が目指したいミニマリストやシンプリストの暮らしとも、とても相性が良いと思います。
私も、クローゼットにある服を何となく着るのではなく、いつでも自分が一番好きな服を着ていたい。
今回は、本を読んで印象に残ったことと、実際に自分のファッションについて考えてみたことをまとめます。
1. 目指したいのは「稼働率100%のクローゼット」
本書で特に印象に残ったのが、PDCAを回して、稼働率100%のクローゼットを目指すという考え方。
これはぜひ実践してみたい。
服をたくさん持っていても、実際によく着る服は限られているもの。
せっかく持つなら、どの服も気に入っていて、きちんと活躍してくれるクローゼットにしたいです。
また、本書には「断服式(だんぷくしき)」という考え方も登場します。
年4回の「断服式」
断服式は、季節の変わり目に服と向き合うセレモニー。
- 春:3月1日
- 夏:5月1日
- 秋:9月1日
- 冬:11月1日
新しく大切な服と出会うことだけでなく、今まで着てきた服との別れも大切にする。
ただの衣替えや断捨離ではなく、服との付き合い方を見直す機会として、取り入れてみたいと思いました。
2. 服選びで大切にしたい6つのこと
本書では、自分に合った服を選ぶための視点として、次の6つが紹介されています。
① ブランディング
② キャラクター
③ 外見との調和
④ トレンド
⑤ TPO
⑥ 機能
これを読んで、今の自分が服選びで何を重視しているのか、優先順位を考えてみました。
私の服選びの優先順位
| 順位 | 項目 |
|---|---|
| 1位 | ⑥ 機能 |
| 2位 | ② キャラクター |
| 3位 | ③ 外見との調和 |
| 4位 | ⑤ TPO |
| 5位 | ① ブランディング |
| 6位 | ④ トレンド |
こうして並べてみると、私は何よりも「機能」を重視しているようです。
重たい服だとすぐに肩こり頭痛になるので軽いものを、
肌が弱くアトピーなので、肌に直接触れるものは特に、コットンにしています。
その次に、自分らしさや外見との調和。
反対に、流行しているかどうかは、それほど重要ではありません。
服を選ぶとき、何となく「好き」「好きじゃない」と感じていたことも、こうして言語化すると、自分の価値観が見えてきて面白いです。
3. 「試着100回チャレンジ」で思い込みをなくす
もう一つ、印象に残ったのが「試着100回チャレンジ」。
本書では、試着を通して、自分の思い込みを取り払うことがすすめられています。
特に心に残ったのが、次の考え方です。
「試着はファッションの社会見学」
「店員さんは敵ではなく味方」
試着するからといって、必ず買わなければいけないわけではない。
自分には似合わないと思っていた服が、実際に着てみると意外としっくりくることもあるかもしれません。
とはいえ、100回の試着はなかなかハードルが高いですが…
それでも、試着をもっと気軽に楽しんでいいんだ、と励まされる考え方でした。
4. コンセプトを作ろう
①自分の「なりたい」「好き」「似合う」に当てはまるキーワードを探そう
A〜Dの4つのゾーンに分かれており、それぞれのイメージから、自分に合うキーワードを探すことができます。
私も実際にやってみました。
自分に当てはまるキーワードを探す
B:シンプルでかっこいいイメージ
「いつもかっこいいね」と言われたい。
シンプル、余裕、スポーティー、活動的、爽やか
C:自然体で楽しいイメージ
カジュアル、自然体、ナチュラル、前向き、マイペース
D:個性的でアートなイメージ
「個性的でおしゃれだね」と言われたい。
個性派、自由、自分を持っている、自分が好き
ちなみに、Aの「華やかできれいなイメージ」は、あまり自分には当てはまりませんでした。
一方で、B〜Dにはそれぞれ共感できる部分がありました。
ゾーンが広いですが…(笑)
でも、こうして並べてみると、「シンプル」「自然体」「自由」「自分らしさ」あたりが、自分にとって大切なキーワードなのかもしれません。
②コンセプト探しのヒント集
好きなことや理想の生き方からなど、ファッション以外の視点からも、自分のコンセプトを探すためのヒントが紹介されています。
こちらも、自分なりに書き出してみました。
心が躍るモノ・コト
音楽、旅行、小説、美術、スポーツ、カフェ
自分や大切な人に感じてほしい気持ち・状況
笑顔にする、元気にする、自由にする、リラックスさせる、健やかにする、かっこよくする
自分にぴったりの動詞
歌う、歩く、読む、応援する、背中を押す、休む
自分にぴったりのライフワーク
クリエーター、トレーナー、セラピスト、旅人。
こうして書き出してみると、ファッションの話なのに、自分の好きなことや、どんなふうに生きたいのかを考える時間になっていました。
服は毎日身につけるものだからこそ、自分の価値観や理想の生き方ともつながっているのかもしれません。
おすすめファッションブランド表
本書には、上記 A~D イメージ別のおすすめファッションブランドも紹介されています。
こちらも興味深かったので、メモしておきます。
| ゾーン | イメージ | ブランド (一例) |
|---|---|---|
| A | 華やかできれい | シャネル、フォクシー |
| B | シンプルでかっこいい | エルメス、セリーヌ、マックスマーラ、セオリー |
| C | 自然体で楽しい | ロエベ、ボッテガ・ヴェネタ、アーツ&サイエンス、マーガレット・ハウエル |
| D | 個性的でアート | グッチ、ヴァレンティノ、コム デ ギャルソン、ヨウジヤマモト |
私の価値観と合いそうなB〜Dのブランドについて、少し意識してみようと思います。
実際に購入するかどうかは別の話ですが、
ブランドの世界観を知ることで、自分の好きなファッションの方向性が、少しずつ見えてきそうです。
5. 「神様は何も禁止していない」
本書で特に心に刺さった言葉があります。
「神様は何も禁止していない」
そして、
「本当の私はどんな世界で生きていたい?」
という問い。
ファッションに限らず、私たちは無意識のうちに「自分には似合わない」「こんな服は着られない」と、選択肢を狭めているのかもしれません。
でも、本当はもっと自由に選んでもいい。
この言葉を読んで、服を選ぶことは、自分の可能性を広げることにもつながるのだと感じました。
まとめ|もう一度、ファッションを楽しみたい
『自問自答ファッション』には、印象的な言葉がたくさん登場しました。
特に心に残ったのは、
- 店員さんは敵ではなく味方。
- 試着はファッションの社会見学。
- 稼働率100%のクローゼットを目指す。
そして、 - 神様は何も禁止していない。
という考え方です。
ここ数年、私はファッションを少しおざなりにしてきたように思います。
着心地や機能性を重視するあまり、自分が本当に着たい服や、どんな自分になりたいのかについて、あまり考えてこなかったかもしれません。
でも、これからはもう少し、自分の 好き に目を向けてみたいです。
少ない服でも、どれも心から気に入っていて、毎日一番好きな服を着られる。
そんなクローゼットが理想です。

