
悩みが尽きないのが人生。
太極拳の先輩に、仕事や人間関係など人生相談をした際に、「荘子の考えが参考になるかも」とおすすめしてもらいました。

そうじ(荘子)がおすすめ!

掃除?!!
と最初思ってしまった私。
先輩は卒業論文のテーマにしたほどの荘子好きだそうです。
荘子の理解を深めようと、まずは易しく読めそうな本書を手に取りました。
「老荘思想」と言われるように、荘子に加えて、老子のエッセンスも紹介されています。
ここでは備考も込めて、印象的な言葉などを抜粋、紹介していきます。

目次で気になったところから、読んでみてください!
要約

ここでは印象的な言葉などを要約・抜粋していきます。
老子
【逆②】すべてのバランスが肝要。
万物は陰を負い陽を抱き、沖気を以て和を為す。
あらゆるものには、陰と陽がある
*これは私も同感。以前読んだ「くぬぎばやしのざわざわ荘」の一節とかぶるものが。
そして紹介されている陰陽太極図は、習っている太極拳にも通ずるものがあります。

すべてには光と影があるんだなと。
荘子
【万物斉同ばんぶつせいどう① 】すべてのものは等しく一つである
天地も我と並び生じて、万物も我と一為り。
すべてのものには差別がなく、価値も等しい

これが、荘子の根本的な考え方だそう。
【万物斉同ばんぶつせいどう① 】夢と現実は、つながっている(胡蝶の夢)
周の夢に胡蝶と為れるか、胡蝶の夢に周と為れるかを知らず。
自分が蝶なのか、蝶が自分なのか。

“胡蝶の夢” は、先輩にまず教えてもらった話です。
【無用の用①】「これは無用だ」と思い込まない
思い込みを捨てて視野を広くする
【生と死②】髑髏どくろが語る、死後の楽しみ
髑髏曰く、「死すれば上に君無く、下に臣無し。また四時のこと無し。
徒然として天地を以て、春秋と為す。南面王の楽しみと雖も、過ぐること能わざるなり」と。
死は、天地自然の永遠の時を生きること
この世の無常を知って、日々を大切に生きる
紹介されているイギリスの生物学者リチャード・ドーキンスの著「利己的な遺伝子」。
生物は遺伝子の乗り物に過ぎないということ。

これはかなりインパクトがありました。
同時に、そう思うと気が楽になります。
【老荘故事成語集その4】「隙ひまゆく駒」
ちょっとイメージしてみてください。 自分は家の中にいます。 玄関の外に小さな隙間がある。 その隙間から白い馬が駆けていくのがちらっと見えます。
あっという間の出来事です。 あれ、今なんか通った? 白いもの、馬だった? っていう感じですね。
駒は馬のこと。 天地の間に人間が生きているのは、 そうした一瞬の出来事だというのです。
約46億年前に始まった地球の歴史を考えると、 100年生きるか生きないかの人の人生は、 ほんの一瞬に過ぎません。 「白い馬がさっと隙間を駆けていく」ような 瞬時の出来事です。

自分の人生も一瞬なんだと気づきます。
「井の中の蛙、大海を知らず」
この一節も、荘子の言葉なんだそう。
「井戸の中の蛙に海の話がわからないのは、小さな世界にこだわっているから。
道理がわからないのは、狭い教えにしばられているからだ」といった内容。
狭い考えから解き放たれて、広い世界へ。
まとめ&感想
本書を読んで、少しでも老子・荘子のエッセンスを知ることができました。
万物は陰を負い陽を抱き、沖気を以て和を為す。
あらゆるものには、陰と陽がある
隙ゆく駒
が特に印象に残りました。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

荘子関連で、こちらもおすすめです。
孫泰蔵さん(実業家である孫正義さんの弟さん)著書で、
荘子についても触れられています。
書籍紹介
タイトル:図解 老荘思想 トラブルを寄せつけない生き方
著者: 齋藤孝(さいとう たかし)
価格:1,650円(税込)
ページ数:192ページ
発行:ウェッジ
発行日:2025年5月27日


