
世界や日本が今後どうなっていくのか…
「世界秩序の変化に対処するための原則 なぜ国家は興亡するのか 」を読みました。
今の混沌とした時代、世界を理解するのに役立つ1冊だと思います。
本書では過去500年を振り返ります。
今も昔も国家* の興亡にはサイクルがあり、これまでどの国も栄えては衰退してきたビッグサイクルがあることを、本書では知ることができます。
*スペイン、オスマン帝国、オランダ、フランス、イギリスなど。
ここでは主に備忘のために、印象的な言葉などを抜粋、紹介していきます。

目次で気になったところから、読んでみてください!
要約

ここでは印象的な言葉などを要約・抜粋していきます。
典型的なビッグ・サイクル
新世界秩序→興隆期→絶頂期→衰退期→全世界秩序

世界史が好きだったので、
歴史を振り返る部分も面白かったです。
そして本書で再認識したのは、アメリカはつい数百年前から興隆してきた国家。
一方で中国は千を有に超える長い歴史があり、世界でも大きな存在感があったということ。
私がイメージしていた中国(1900年代以降)は、これまでの歴史の中でも、全世界での相対的にポジションが下がっていた時。
そして衝撃的だったのは、大航海時代に続き、1800年代に欧州勢が中国に貿易を申し入れたが、中国人にとって欲しいものがなかった。
そこで、イギリスはアヘンを中国に持ち込みアヘン中毒にさせ、それを輸入するようにもっていった点。

アヘン戦争、世界史の授業でも習いました…
過去の富と権力のビッグサイクルの推移
・1800年代に急速に衰退したものの、中国は何世紀もの間、支配的な存在だった(経済面を含めさまざまな点でヨーロッパを寄せ付けない存在だった)。
・オランダは相対的に小さな国だが、1600年代に世界の準備通貨を発行する帝国となった。
・イギリスも酷似した道をたどり、1800年代に絶頂期を迎えた。
・最後にアメリカだが、過去150年間、とりわけ第二次世界大戦中、 そして終戦後に、世界の超大国にのし上がっている。
・アメリカは相対的な衰退の途上にあり、中国が再び興隆してきている。
歴史を見てわかるのは、自分の財産を守るのに財布に依存すべきではない。
疑念があれば、抜け出すことだ。内戦や戦争に巻き込まれたくなかったら、収益が上がっている内に抜けだすことだ。
part1 chapter5 の結論

長いですが、とても印象に残ったので、引用します。
歴史を学習して、永遠に続くものは何もないと学んだ。進化だけが永遠に続く。進化の中には……サイクルがあり、それは
変えることも戦うことも難しい。この変化をうまく対処するには、サイクルのどのステージにいるのかを知り、対処するための時空を超えた原則を知ることが不可欠だ。
…….歴史から学ぶ重要で明確な教訓は、みんなが幸せになるように、パイを大きくして上手に分配すること、そのためには、生産的かウィン・ウィンノ関係を巧みに協力して生み出すということだ。
それは富と権力を奪い合い、相手をねじ伏せる内戦よりも、遥かに得るところが大きく、痛みがない。
まとめ&感想
本書を読み、これまでの歴史を振り返っても、平和な時は一時であること、
そして過去500年、国家は 栄枯盛衰 のサイクルを繰り返す、ビッグサイクルがあることを知りました。

人も含めて、すべてのものは栄枯盛衰 ですね。
平家物語、祇園精舎の鐘の音が、頭の片隅をよぎりました。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
本記事がお役に立てば、幸いです。
書籍紹介
タイトル:世界秩序の変化に対処するための原則 なぜ国家は興亡するのか
著者: レイ・ダリオ
価格:4,400円(税込)
ページ数:556ページ
発行:日経BP 日本経済 新聞出版
発売日:2023年9月23日

