【MIHO MUSEUM 】〜滋賀の秘境へ日帰り旅〜アクセス(バス)と感想!

体験レビュー

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滋賀県の秘境、ミホミュージアム。

「あの山奥にある美術館はすごいらしい…」という会社の同僚のことばを聞いて

何がすごいか分からないまま、早速週末に行ってくることにしました。
(気になると即行動派です。)

ここでは公共交通機関を乗り継いで行った方法と、気づいた点や感想などを記載していきます。

※こちらは2023年7月中旬の情報です。
MIHO MUSEUM 公式サイト:来館情報


ミホミュージアムとは

焼き物でも有名な、信楽にある美術館。
その建物は、世界的建築家I.M.ペイ氏が「桃源郷」をイメージして設計したんだそうです。

ちなみに I.M.ペイ氏はなんと、パリ ルーヴル美術館のガラスのピラミッドも設計しているそうです。

イオ・ミン・ペイ氏:
世界的に高い評価を受けた中国系アメリカ人の建築家。
2019年に102歳で逝去。


私は以前 滋賀県に5年間住んでいました。

またパリのルーヴル美術館にも行ったことがありますが、この美術館の存在も I.M.ペイ氏のことも全く知りませんでした(汗)。


そしてミホミュージアムの創立者は小山美秀子氏(こやまみほこ 故人)氏。

宗教団体・神慈秀明会の開祖 小山氏の美術品コレクションを展示するため、1997年に建設された美術館だそうです。

個人のコレクションとは思えないほどのスケールの大きさです…!


アクセス (公共交通機関)

美術館までの行き方を、写真とともに紹介していきます。

JR石山駅→ミホミュージアム (バス)

ミホミュージアムがあるのは滋賀県 信楽の山奥。

車の方がアクセスが良いですが
最寄り駅からバスが出ており、公共交通機関で行くことも出来ます。

JR琵琶湖線 石山駅から帝産バスで約50分

*JR石山駅までは、JR京都駅から約13分、JR大阪駅から約45分です。
MIHO MUSEUM 公式サイト:アクセス 公共交通機関

*【信楽高原鐵道 信楽駅からバスで約20分】で行く方法もありますが、バスの本数もあまりなく、石山駅から行く方がメジャーなようです。

***

石山駅でのバス乗り場までを紹介していきます。

JR石山駅の改札を出てたらまず右折して、右手の「南口」方面へ向かいます。
そして 改札を右折してすぐ左手の階段を下りて、バス乗り場へ。

【階段を下りたところに バスのロータリー】
まっすぐ歩いて【3番乗り場】へ進みます。

3番乗り場の左手に、バスの乗車券売り場があります。

※2023年7月現在、バス内では交通系ICは使えなかったです。
事前にこのチケット売り場で乗車券を購入することにしました。
チケット売り場では、ICOCAが使えました。

バス乗車券とミホミュージアム チケットのセット券を購入することも出来ます。

バスの往復(1,680円)と入館料(1,220円)で、大人1人分は2,900円でした。
ミホミュージアム公式HPにて個人の入場料は1,300円とあるので、セット購入が若干お得のようです。
MIHO MUSEUM 公式サイト:来館情報

***

バスに乗り、のどかな田舎道を進みます。

私は乗り物酔いしやすいです。
くねくねした山道を行く中、スマホを見ていたら少しだけ酔いました。。

酔いやすい方はスマホなど見ずに、バスの進行方向や、窓からの景色を楽しんでください…!


そして50分ほどでミホミュージアム に到着!

【バス降車場所の案内】

案内が出ていました。

  • 現在地(バス降車場)から、美術館/受付へは左へ100m
  • 現在地(バス降車場)から、石山駅 バス乗り場は右へ100m

※「石山駅行き 帝産バスの乗り場 を変更」という案内が出ていました。
バスでお帰りの際は、乗り場にご注意ください。


ミホミュージアム バス降り場→美術館棟 (徒歩 or 電気自動車)

バス停を降りて100mほど歩き、いざ美術館へ!と思ったら、まず迎えてくれたのは “レセプション棟” でした。

【右手の建物がレセプション棟】


チケット未購入の場合、このレセプション棟で購入できます。

レセプション棟:チケット売り場、トイレ、コインロッカーやレストランなど

私はすでに石山駅のバス乗り場で、チケットもセットで購入しています。
なので、レセプション棟に寄らずにそのまま美術館棟へ。

***

レセプション棟から美術館棟までは徒歩約8分。なんと500mほども離れています。

滋賀の山奥といっても真夏の日差しは中々強く、歩いていくのは大変に感じるかも知れません。。


でも安心してください◎


レセプション等⇔美術館棟 は、無料の電気自動車が運行しています。
*定員9名。10~15分間隔で運行。


【レセプション棟】
入り口手前の 電気自動車 乗り場で、何名か電気自動車を待っていました。

全体敷地MAP
レセプション棟と美術館棟の位置関係は、以下ご参考ください。


*バスを降りて(または車を駐車場に停めて)、まず迎えてくれるのはレセプション棟。

そしてトンネルを越えて500mほど先に、美術館棟が待っています。

その日は真夏のかんかん照り。
でも事前情報で「トンネルと橋がすごい」と聞いていましたので
「すごさを歩いて感じたい…!」と思い、徒歩で美術館棟まで向かってみました。

徒歩の場合、レセプション棟を後ろにして、まっすぐ進みます。
*wifiスポットもレセプション棟、美術館棟などにありました。

噂のトンネルが見えてきました。

この日はかなり暑くて…
写真の方のように日傘がないと、歩くのはかなりしんどかったです。

トンネルの中は涼しかったです。

なんだか別世界へ向かっているような…

不思議な感覚を味わえました。

いよいよトンネルの出口へ。
美術館が見えてきました。

トンネルを出ると、いきなりアーチ状の橋がお出迎え。
たしかにすごい迫力です。

レセプション棟から歩くこと8分で美術館棟に到着!
なんだか渋い趣きです。

【美術館棟】
階段の手前には電気自動車が。
レセプション棟から乗ってきたお客さんがちょうど降りていました。

【美術館棟 エントランスからの眺め】
階段を登って入ったエントランスでは、渋くて素敵な景色がお出迎えしてくれました。

美術館棟→レセプション棟への電気自動車
地下1階に「電気自動車のりば」があります。

※美術館棟の入り口階段を登ったところが “1階” 、電気自動車乗り場は“地下1階” になるのでご注意ください。

レストラン・カフェ情報

レセプション棟と美術館棟に、レストランとカフェがそれぞれ一軒ありました。

レセプション棟
・レストラン ピーチバレイ
 MIHO MUSEUM 公式サイト:レストラン

・売店:パンなど
・休憩コーナー(飲食可)

美術館棟
・カフェ パインビュー


【レセプション棟の売店】
パンやお豆腐を売っている小さめの売店もありました。

【休憩コーナー(飲食可)】
飲食OKの休憩スペースがありました。

お昼時にレストランをのぞいたら満席。。
でもお腹ぺこぺこだったので、売店でパンを買って休憩コーナーで食べました。

食べ物などは売っていないですが、無料で休憩できる場所があるのは、とても良心的だなと思いました。

またレセプション棟の外にも、ベンチがあります。

オススメ持ち物

夏場の場合…

  • 日傘
  • サングラス (私は特に眩しいのが苦手なので)

私が行ったのは7月中旬、夏真っ盛り。
山奥といえど、めちゃめちゃ暑かったです。

特にレセプション棟から美術館棟へ歩いていく場合は、日傘などあると日差しを和らげられます。
(レセプション棟や美術館棟で、日傘を借りることもできるようでした。)


春・秋の肌寒い時は、寒い中レセプション棟から美術館棟まで向かうことになります。
温かい上着があるとよいですね◎
※ミホミュージアム、冬場は閉館です。


他にも お昼時に行くなら、

  • 食べ物
  • 飲み物 

があると便利かも知れません。

レストランやカフェも館内に1軒ずつありますが、お昼時などは混んでしました。

周辺にコンビニなどはありません。
レセプション棟の休憩コーナーで食べる場合は、事前に買っておいた方が良いと思います。

自動販売機などは、バス待合所にありました。

(パンや飲み物を持参しているお客さんがいたので、「慣れてるんだな〜賢い…!」と感心しました。)


展示について

今回は 北館(企画展)・南館(常設展)と合わせて、約2時間くかけて見てまわりました。

さらさら〜っと足早に見たら1時間で回れそうです。
でもじっくり堪能するなら、丸1日かけられそうなボリュームでした。

企画展示:江戸の蒔絵 まきえ

美術館棟の北館では、「蒔絵百花繚乱〜江戸時代の名工とその系譜〜」が展示。
(展示期間:2023/7/15-8/20)

実は「蒔絵まきえ」の意味自体を知らなかったので、調べてみました。

蒔絵(まきえ)
漆器の表面に漆で絵や文様、文字などを描き、それが乾かないうちに金や銀などの金属粉を「蒔く」ことで器面に定着させる技法、もしくはその技法を用いて作られた漆器のこと。
(wikipedia)

いて、絵にするので 蒔絵 というそうです。
ふむふむ、なるほど。。


館内では、180以上の作品が展示してありました。

私が特に気に入った作品は以下3つです。

  • 秋草鹿蒔絵盃:朱色に、金色の細やかな葉っぱが散りばめられていて、美しかったです。

  • 野路玉川蒔絵硯箱:川の流れが表現されていて、きれいだなぁと思いました。
  • 名物裂尽蒔絵印籠:印籠の表に、横に10ラインほど、全て異なるデザインが入っていました。細かな模様が渋くて可愛らしくて…なんとも言えなかったです。



常設展示:エジプト、西・南アジア、中国・西域

また南館では、エジプトや西・南アジア、中国・西域の展示を見ることが出来ました。

私の好きな仏像も展示してありました。
(仏像を拝んでいると、心が落ち着きます。)

仏像は仏像でも、パキスタン・ガンダーラの仏像などでした。
とても鼻が高く、顔立ちがくっきりしています。

日本のお寺の仏像とは顔立ちがぜんぜん違っていたので、なんだか面白かったです。

海外のお客さんとルイ・ヴィトン

また館内には「なぜこんな山奥に…」と思うほど、韓国や中国系など、海外のお客さんも多かったです。

世界的に有名な建築家が設計していることもあり、日本よりも海外で、その名が知られているような感じでした。

そしてなんと2017年には、ルイ・ヴィトンがミホミュージアムでコレクションを行ったそうです。

トンネル前がランウェイになったそうで、私も同じ場所を歩いたと思うと、少し心震えました…(!)

そういった理由も、海外の観光客が多い理由かも知れないですね。


まとめ&感想

甲賀山奥にある桃源郷。

まず出迎えてくれたトンネルをくぐり、インパクトのある橋を渡ることで、なんだか別世界へ来たような。

そして橋を渡って正面に出迎える美術館棟は、ぱっと遠目にみると日本の茅葺き屋根のようなデザイン。
でも近づくと近代的な感じもあって…

***


世界的建築家のI.M.ペイ氏は、「光こそ鍵」というテーマで、「桃源郷」をモチーフにミホミュージアムを設計したそうです。

確かに美術館棟のエントランスからは全面から光が入り込み、美しかったです。


正直言って、トンネルと橋でもうお腹いっぱいになった感もありましたが…
それでも季節展・常設展示ともに見応え十分でした。


***

お久しぶりの滋賀。
美しい建物や景色、芸術品に目も喜び、ワンデイトリップを堪能してきました。

片道50分のバスにもゆられて、なんだかかなり遠出した気がしました。
あのトンネルをくぐって来たからでしょうか。。


トンネルの前後は桜並木になっているので、春の景色の絶景のハズ…
そして秋は秋で、美しい紅葉が迎えてくれるようです。

夏以外の季節にも、ぜひ行ってみたいです。

ここまで読んでくださりありがとうございます。

都会のオアシス・大阪・箕面みのおの滝への散策もおすすめです。
▶︎レビューはこちら


余談 (中国語について)

私は中国語勉強中なので、中国系のお客さんの1人に話しかけてみました。

話しかけるのもどきどきしましたが…

美術館からJR石山駅行きのバス待合場所で、小学生くらいの息子さんと来ていたお母さんに、「旅行ですか?」と声をかけてみました。

話を聞くと、台湾の台南からの方で、夏休みの旅行で来ているとのこと。

私のつたない中国語もがんばって聞いてくれて、
「日本めちゃめちゃ暑いね〜台湾より暑いわ〜」と中国語(北京語)で話してくれました。

(その時は梅雨が明けたばかりで、めちゃめちゃ猛暑日でした…)

中国語が少し通じて、嬉しかったです。

そのお母さんも少しは日本語を知っていました。
日本語で第一声に出てきたのが「いまなつやすみでしょ」だったので、なんだか面白かったです。


地図:ミホミュージアム

MIHO MUSEUM 公式サイト:来館情報

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関西在住の30代OL。
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そんななかでミニマリズムなど通して時間を捻出し、
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