めちゃめちゃ読者目線に降りて来てくれてる「書く習慣」

読書:実用書

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〜自分と人生が変わるいちばん大切な文章力〜

どこでかは忘れたが、おすすめの本としてあがっていたので、図書館で借りて読んでみた。
全体を通して、「パワーワード」がふんだんに使われており読みやすい。

パラパラと気になったところを読むだけでも、十分楽しめると思う。

本書の目次

はじめに 人生なんて、「書く」だけで変わる
第1章 言葉と仲良くなれば書けるようになる
第2章 習慣になれば書くのが楽しくなる
第3章 ネタを見つけられると止まらなくなる
第4章 ちゃんと伝わると嬉しくなる
第5章 読まれるともっと好きになる
第6章 「書く」ことが与えてくれるもの
おわりに 「書く」ことで変わるもの、変えちゃいけないもの

要約(ネタバレあり)

印象的な言葉をピックアップ。

▶︎まずはその「メイク」を脱ぎ捨てよう
文章に慣れようとするとき、「誰にも見せない前提で書く」というのはとても大切

*たしかに、いつも書くときは「誰に読まれても恥ずかしくないものを…」って無意識で思っているなぁ。(そういう内容が書けているかはおいていて)
著書のいしかわゆきさん(ブログでは”ゆぴ”さん)は、誰かに読まれるのを意識すると、途端にかしこまって、身構えて、綺麗事ばかりが並んだものになりがち、いわば「余所行きの顔」になる、とのこと。
自分でも思うとことがあるだけに、これはとても共感する。

▶︎「おわらせる勇気」
「完璧主義」を捨てて、どんな形でもいいからおわらせて

*完璧を求めていつまでも世に出さないよりも、及第点でもいいから発表しちゃうことって、大切だと思う。これは仕事でも言えること。

▶︎手書きが持つウソみたいな「魔法の効果」
手書きをすると達成率が42%上がる
:手書きはタイピングやフリック入力よりも指をよく動かすため、脳の神経がより使われることが根拠

*これは改めて読んでハッとした。別の本で、効率化を求めて全てweb管理しよう!手書きはやめよう!という一節を読んでそちらに流れそうになったが、改めて手書きの良さ、大切を再認識。

▶︎「視界の端にチラつかせる」が(書く)習慣化の第一歩
例1:スマホのホーム画面にメモアプリを置く
例2:リビングやベッドサイドに手帳を広げて置いておく
例3:パソコンのブックマークに「書く」ためのツールを入れる

*そうそう、特にADHD気質がある(と思っている)私は、見えないものは無いと等しい。
すぐに忘れてしまうので、to Doメモや、やりたいことは見えるところに & すぐに出来るように することがとても大事だと思う今日この頃。

▶︎ハードルをうんと低くする「5分マジック」
習慣を長続きさせる魔法の言葉は、「5分だけやろう」です。

人はやる気があるから行動をするのではありません。
行動するからやる気が出るんです。

*ついつい高めのハードルを設定しちゃうけど
(「朝5時に起きて勉強する」とか「毎日9時に寝る(寝たい)」とか) 、これからはもっともっと低いハードルにしよう。
まずは「夜11時までに寝る」を目指そう。

▶︎すべての文章は「知るかボケ」前提で書く
「相手は自分が思っている以上になにも知らない」
具体的には次の点を注意
・専門用語は使わない(とくに横文字)
・固有名詞には必ず説明を入れる

*ふむ、なるほど。。確かに自分の常識や当たり前だと思っていることが、相手にとってもそうだとは限らない。ついつい短い文章にしたくて、説明を省いてしまうけど、
ゆぴさんの「知るかボケ」メソットを私も心に留めておきたい。

▶︎どんなに「ヘタクソ」でも結局は書いたもん勝ち
「うまい」文章だけが、読まれる文章ではない。
ヘタな文章でも、「世に公開すること」に意味がある

*この言葉にはとても励まされた。今まで自分の読書レビューを書いてから、他の人のレビューを見に行って。「答え合わせ」ではないが、他の人がどんな感想をいだいたのかが、気になっていた。
でも他の人の感想と同じでなくていい。むしろ違っていた方が個性があっていいよなって考えにさせてくれたことば。

▶︎文章の顔はイケメンよりも「三枚目」くらいがいい
「パワーワード」と「主観」を入れたタイトルは、多くの人を惹きつける入り口となる

*本書の各トピックも、この「パワーワード」がちりばめられていると思う。
随所に「おっ??」と思わせる言葉が使われていて、どういう意味なんだろう?と、本文を読む気にさせる。私もタイトルの付け方など、少しでも「パワーワード」を使えるようになりたいところ。

▶︎「言葉の刃」で誰かを傷つけないために
自分で自分に釘を刺しましょう。
「相手を目の前にしても直接言えるか?」
「その人の人格を否定していないか?」
「わざわざ発信する必要があるか?」
文章で意図的に誰かを傷つけてはいけない。全人類の納得は難しいが、言葉選びに細心の注意を。

*これも、曲がりなりにも文章を公に出している身としては、無視はできない内容。
もしかしたら自分が気がつかないところで、誰かに嫌な思いをさせているかも知れない。
心に留めておきたい。

▶︎新しい世界への「切符」が手に入る
自分の思いを書きつづけていると、新しいキャリアや、人生が切り開けることがある。

*個人が発信しやすくなった現代ならでは、なのかも知れない。
小さなことでも続けること、そして自分の中で思っているだけでなくて、(ちょっと大袈裟だけど)世界に発信することって、とても大切なことなのかも。

まとめ

プロフィールでもご自身で「めちゃくちゃ一般人」と書かれているように、本文全体を通して、等身大の言葉で書かれているというか、身近な友達が話してくれているようであり、
とても読みやすかった。

そして今回は、図書館で借りた本であり、返却期限が目前に迫っている…(!)ということで
気になった箇所のみかいつまんで読ませてもらった。
今まで本は最初から最後まできちっと読まないと、なんて思っていたが、全然そんなことはないんだな、と思えた。

読書レビュー:2023/5/16

書籍紹介

著者: いしかわゆき
ライター。早稲田大学文化構想学部 文芸・ジャーナリズム論系卒。まったくの未経験からWebメディア「新R25編集部」を経て2019年にライターとして独立。noteにて「ゆぴの10分日記」「”書く”が好きになる文章マガジン」を更新するめちゃくちゃ一般人。

発行:株式会社クロスメディア・パブリッシング
発行日:2021年9月1日

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プロフィール

関西在住の30代OL。
「やりたいことが多くて時間がない!」
そんななかでミニマリズムなど通して時間を捻出し、
好奇心の赴くままに暮らしています。(でも人混みなどは苦手。)

◆ブログ
本の紹介や体験&素敵なお店などを紹介。
ゴールド免許のペーパードライバー。
原付&公共交通機関を駆使して旅へ。

◆趣味
読書/散歩/太極拳/断捨離
国内外旅行
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